スピネル入荷しました

 

8月の誕生石として知られているスピネル。

その名の由来には諸説あり、八面体結晶を持つスピネルは、産出する際にその鋭く尖った先端が母岩から棘のように顔を覗かせていることからラテン語で棘を意味する「Spina(スピナ)」、また、その鮮やかな赤い色合いから火花を意味するギリシャ語「Spitha(スピタ)」などから命名されたと言われています。

スピネルはカラーバリエーションも豊富でそれぞれ違った石言葉や効力があり、いずれもとても魅力的ですが、その中でも特に有名なカラーと言えばレッドスピネル。
レッドスピネルには有名な逸話があり、14世紀にイギリス王朝皇太子がスペイン王から譲渡された、「黒太子のルビー」と呼ばれ英国王冠の台座部分にはめ込まれている巨大なルビーが、研究の結果、実はスピネルだったことが判明しました。
鉱物学がまだまだ未発達で分析用機器も存在しない当時は、ほとんど同じ場所で産出され、非常に近しい色と輝きをもつこの2つの宝石は同じものとして扱われていたようです。実際、ルビーとスピネルが別の鉱物であると判明したのは、18世紀になってからのことなのだとか。

ルビーに負けずとも劣らない美しさを持つスピネル。
ぜひ一度手にとってみてはいかががでしょう。

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